「言わなくても分かってくれるはず」
「このくらい察してくれるだろう」
恋愛や婚活で、そう思ってしまった経験はありませんか?
でも、その小さなすれ違いが、気づかないうちに大きな溝を生んでしまうことがあります。
特に、人見知りさんや、自分の気持ちを伝えるのが苦手な方は、言葉選びひとつで相手に誤解を与えてしまい、「自分は恋愛に向いていないのかな…」と自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、安心してください。男女間のコミュニケーションにおけるすれ違いは、あなただけが抱えている悩みではありません。そして、それはちょっとした「言葉の選び方」や「伝え方」のコツで、驚くほど改善できることなのです。
このコラムでは、男女間のすれ違いが起きる原因と、それを防ぐための具体的なヒントを、恋愛や人との関わりに不安を抱えるあなたの視点に寄り添って、分かりやすくお伝えします。
なぜすれ違いが起きるの?「男女の脳」のちょっとした違い
男女間のコミュニケーションは、ときに全く違う言語を話しているように感じるかもしれません。その背景には、男性と女性の思考パターンの違いが関係していると言われています。
女性は「共感」を大切にするコミュニケーション
女性の多くは、会話を通じて「気持ち」を共有することに重きを置きます。 「ねぇ、聞いて!今日仕事でこんなことがあって…」という話には、解決策を求めているのではなく、「大変だったね」「それはつらかったね」と共感してほしいという気持ちが隠れています。
【NGな言葉】
「それはこうすれば解決するよ」 「それってそもそもキミのやり方が悪かったんじゃない?」
【OKな言葉】
「それは大変だったね、お疲れさま」 「話してくれてありがとう」
男性は「結論」や「解決策」を大切にするコミュニケーション
一方、男性は、話の結論や解決策を求めていることが多いです。 「引っ越しを手伝ってくれない?」とお願いした場合、男性は「いつ?」「手伝うことは何?」と具体的な情報を知りたいと感じます。
【NGな言葉】
「引越しの準備が大変でさ…業者を探していたらこんなこと言われて…」 「めんどくさいならいいよ」
【OKな言葉】
「○日にダンボールを5つ車に運んで欲しい」 「何時には業者が来るからそれまでにコレをしたいんだよね」
このように、お互いが「自分の常識」で会話をしてしまうと、意図せず相手を傷つけたり、誤解を生んだりしてしまうのです。大切なのは、相手のコミュニケーションのパターンを理解しようと意識すること。それだけでも、あなたの言葉は相手にまっすぐ伝わりやすくなります。
言葉選びで好感度UP!今日からできる4つのヒント
男女間のすれ違いを防ぎ、もっと円滑なコミュニケーションを取るために、今日からできる具体的なヒントを4つご紹介します。
1. 「私は」を主語にして気持ちを伝える
「なんで連絡してくれないの?」 「いつもあいまいな言い方するよね」 こういった「あなた」を主語にした責めるような言葉は、相手の心を閉ざしてしまいます。
【NGな言葉】
「あなたはいつも気が利かないよね」
【OKな言葉】
「連絡がなくて、私は少し不安だったんだ」 「私は、もっと二人で過ごす時間があると嬉しいな」
主語を「私」に変えるだけで、相手は「責められている」と感じず、「そう思わせてしまったんだな」とあなたの気持ちを理解しやすくなります。
2. 否定から入らない
相手の意見や提案に対し、つい反射的に「でも」「だって」「いや」と否定から入ってしまうことはありませんか? 相手は「自分の意見が否定された」と感じ、それ以上話すのが嫌になってしまいます。
【NGな言葉】
「〇〇っていうのは違うと思うな」
【OKな言葉】
「〇〇っていう考え方もあるんだね。ちなみに、私はこう思っていたんだ」
まずは相手の意見を一度受け止めることで、「自分の話を聞いてくれている」という安心感が生まれ、会話がよりスムーズになります。
3. 「共感の言葉」を挟む
相手が仕事の愚痴や、つらい出来事を話してくれたとき、つい具体的なアドバイスをしようとしていませんか?
【NGな言葉】
「そんな仕事、辞めればいいじゃん」 「それはあなたの頑張りが足りないんじゃない?」
【OKな言葉】
「そうなんだ、それは大変だったね」 「いつも頑張っていて、すごいと思うよ」
相手は、まずは「自分の気持ちを受け止めてほしい」と思っています。共感の言葉を挟むことで、あなたは「この人は分かってくれる人」という印象を与えることができるのです。
4. 褒めるときは具体的に
「優しいね」「かっこいいね」「すごいね」 これらの褒め言葉も嬉しいですが、具体的に褒めると、相手は「ちゃんと自分を見てくれている」と感じ、さらに心を開いてくれます。
【NGな言葉】
「いつもありがとう」
【OKな言葉】
「いつも重い荷物を持ってくれて、本当に助かる!ありがとう」 「疲れてるのに、こうして会ってくれて嬉しい。ありがとう」 「今日は、〇〇さんの笑顔が素敵で、私も元気がもらえたよ」
何をどう感謝しているのか、何がすごいと感じたのかを具体的に伝えることで、あなたの気持ちはより深く相手に伝わります。
「言葉」に自信が持てないあなたへ
ここまで読んで、「自分にはそんなことできないかも…」と感じた方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。 完璧なコミュニケーションを目指す必要はありません。 人見知りさんや自分の気持ちを伝えるのが苦手な方は、言葉を選ぶのに時間がかかるかもしれません。でも、それでいいのです。
大切なのは、「相手に自分の気持ちを伝えよう」という気持ちそのものです。
あなたが言葉を丁寧に選ぶその姿勢は、相手に「真剣に向き合ってくれているんだな」という誠実さとして伝わります。
最後に:あなたらしさを大切に
婚活や恋愛は、自分を無理やり変える必要はありません。
自分のペースで、少しずつでいいのです。
「言葉で伝えるのが苦手なら、まずはLINEで気持ちを伝えてみる」
あなたの小さな一歩が、きっと良いご縁を引き寄せる力になります。
自分らしさって、もっと肩の力を抜いていいのかも。
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あなたらしくいられて、本当に安心できるパートナーと出会うためのきっかけに、ぜひご活用ください。


